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fgoを中心にゲーム全般の考察や紹介、感想を書くブログです。考察の為に参考にしたfateサイトなども紹介してますので、設定を読み込むのが大好きなファンは寄ってみてね

【FGO】【考察】後編・マリスビリー・アニムスフィアってどんな人?【まとめてみた】

 

この記事は、FGOで度々登場した重要人物「マリスビリー・アニムスフィア」のまとめ記事・後編となります。

 

 

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注意!

この記事は「Fate/Grand Order」のシナリオ内容、個人の考察が記載されています。

まだ2部3章までクリアしていない方はネタバレにご注意ください!(今回は諸葛孔明の幕間ネタバレもあります)

また、考察を行うにあたりなるべく正しい情報を扱うよう心掛けるつもりですが、

勘違いなどにより誤った考えを記載してしまう場合があるかもしれません。

その点ご留意ください。

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【人体実験(デミ・サーヴァント実験)】
さて、1部でプレイヤーにかなりの衝撃を与えたであろう内容、デミ・サーヴァントに関する実験について解説を行っていきましょう。
 
まず「デミ・サーヴァント」とは、超常の存在であるサーヴァントと人間が憑依融合した存在の事を指します。
奈須きのこ先生曰く、「1体でだいたい戦闘機一機分の強さ」というサーヴァントの力を生身の人間が扱えるようになる…凄い存在な訳ですね。
FGOで言うと私達の愛すべき後輩、マシュ・キリエライトが該当します。
 
………うーん、この実験…上記説明だけだと「ほーん、人間がスーパーパワーを身につけれるのか。凄いじゃん」といった感想になりそうですが、実は手放しでは称賛できない非人道的な実験なんですよね。
というのも、この実験で消費(あえてこの書き方をします)されたのは「英霊を呼ぶのに相応しい魔術回路と無垢な魂を持った子供」として、人工授精で作りだされた人間だったからです。
 つまりは「都合の良い人間を作って実験するぜ!」という、どこぞの悪の組織みたいな実験な訳で…
実際、マシュは「臨床実験用に作られたデザイナーベビー」「活動年月は最長18年間」と独白しており、ロマニには「無菌室で育った為に外の世界には順応できない」「デザイナーベビーたちはその大部分が失敗に終わった」と説明されています。(出典1)
 
大部分が失敗て…まぁ、戦闘機並の攻撃能力を持つサーヴァントが生身の人間と簡単に融合するとは考えづらいですが、やっぱり死者は出たんでしょうね…。常識的に考えて倫理観の欠けた残酷な実験と言わざるを得ません。
 
結論として、ほとんどは失敗に終わり、唯一の成功例であるマシュ(ギャラハッド)がデミ・サーヴァントとして目覚める事を拒否した為に頓挫した「デミ・サーヴァント実験」。初めてシナリオでこの黒い実験が発覚した時は「自分(カルデア)は正義側だと思ってたのになんか違う?」と困惑した事を覚えています。
そして「マリスビリー黒幕なのでは????後で「よくぞソロモンを倒してくれたな、カルデアの諸君!ご苦労!もう用済みだ!」つって出で来ない? 」って怖くなりましたね。というかマリスビリー黒幕説はまだワンチャンありそうと言うか、2部で実は生きてたんだよ!って出て来ないかヒヤヒヤしてるよ。
 
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そうそう、fgoで必ず入手できる心強い味方であるマシュですが、実はfgoよりもっと前の作品で設定が存在していたんですね。
正確には「fate/stay nightという作品のプロット段階では、シールダーというマシュの元ネタとなるキャラクターが存在していた」というのが正しいのですが。
プロットでは「マスターを殺してしまい暴走する捨てられた子犬系サーヴァント」だったそうです。
 
また、FGOではデミ・サーヴァントと似て非なる存在として「疑似サーヴァント」と言うものが存在します。こちらは1部7章の絶対魔獣戦線バビロニア、または諸葛孔明の幕間「英霊憑依」で説明がされています。
「オバケに乗り移られた人間」「高次元の生命である神霊や、カルデアの召喚式では霊基が作りづらい英霊が人間の身体を霊基(器)にして顕現する」そうで、ロードエルメロイ二世曰く「(デミ・サーヴァントと)結果は同じようなものだが、原理はまるで違う」のだとか。
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【アトラス院との交渉】
カルデアにはよく登場する「疑似地球環境モデル・カルデアス」の他に、異なる時代の文明の光を映す「近未来観測レンズ シバ」や「事象記録電脳魔 ラプラス」など、如何にも凄そうな装置が沢山あります。
これらはカルデアで発明された物ですが、実は他所の組織から技術提供を受けて発明されたものもあります。この「他所の組織」というのが「アトラス院」という場所なんですね。
 
まず、型月作品にあまり詳しくない人は「アトラス院ってそもそも何?」と思われるかもしれませんので、軽く説明したいと思います。
 
『アトラス院』
魔術協会の三つある部門の一角にして、錬金術師達の学舎。
魔術世界における兵器倉庫。別名は「巨人の穴倉」
人類の滅亡を先延ばしにすべく————「世界を滅ぼす兵器」を生み出した魔術礼装の保管庫。
 
この組織は「人類はいずれ滅亡する」「だから滅亡を先延ばしにしよう。」という考えのもと、錬金術達が集まり独自の発展を遂げた学舎です。
様々な研究が行われていますが「中で作られたものは絶対に外に持ち出さない事」を絶対順守とし、最低限、時計塔の君主(ロード)と連絡取るぐらいで基本的には外と関りを持ちません。
「観測した世界の終末を回避すべく兵器を作り上げたが、その兵器が世界を滅ぼしうるので逆に危うい」というやばめな案件もあったり、fate世界の魔術師よろしく迂闊に近づけない場所なんですね。
 
さて、そんな閉鎖的で穴倉の中で一生を終える魔術師もいるようなアトラス院ですが、一つの例外を持って外界と関わる場合があります。
それが「アトラスの契約書
アトラス院創立時に7枚発行されたという契約書を相手が持っていた場合は協力せざるをえません。
 
アトラス院が「中にあるものは絶対持ち出さない!」を絶対順守しているにもかかわらず、カルデア————つまりはマリスビリーが技術提供を受けられたのは、この契約書を持っていたからなのです。
 
うーん、それにしてもマリスビリーが聖杯戦争で使用したソロモン王の指輪は勿論、アトラスの契約書なんてレアな代物は一体どうやって手に入れたんでしょうか…。fate/zeroで時計塔の君主たるケイネスが征服王とディルムッド・オディナの触媒を用意していましたが、君主レベルであれば値がつけられないであろう貴重な代物も複数用意できるんでしょうか?
 
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さて、最後に「真祖のスカウト」が残っているのですが、だいぶ記事が長引いたので新しくもう一つ記事を書こうと思います。
前編・後編と分けておきながら2記事に収まりきらなくて申し訳ありません…!
 
 
 
出典

 前の記事↓

furangu.hatenablog.com